ビジネスを考える基本について
土曜日, 2月 20, 2016
安倍内閣の成長路線に水を差すように、GDP
はマイナス成長となってしまいました。財政の再建に注力し、増税路線に走ることによって、如何にして成長させるかの本題を疎かにした結果です。政府を批判しても業績向上には繋がりません。どんなことがあっても我が社を守り抜くために今こそ差別化を図るときです。
同業他社との差別化戦略は、ビジネスの基本です。言葉を知っていても、いざ具体的に行うことになったら、何をどうしたら良いか分からない場合が多く、依然として我が社の都合を優先してしまい、効果が上がっていないのが現状です。
つまり、モノやスペックを伝えるだけでは、お客様に価値が届かないのです。正解は、価値を伝え、届けるためにはお客様目線で、我が社のサービスが相手先にとって、どんなに良いことがあるのか、どんなお困りごとや悩み事を解消してくれるのか。モノではなく、相手方の中にある「コト」に着目して伝え方を変えてみる。これがべースになればOKです。
モノやサービスを売ることが仕事ではなく
●お客様に、どんなことが出来るのか
●それが、もっとどうすれば出来るのか
これを明確にし、積み重ねていくことで独自の価値が生まれてきます。それが、沢山ある同業他社から選ばれる理由となるのです。会社の規模の大小ではなく、我が社の付加価値を利用することによって、お客様の価値が向上することを強調するのです。
我が社は、お客様のために何が出来るのか。この命題を解決したとき、貴社の経営体質は盤石になります。どうして売るかを考えるのではなく、どうすればお役に立てるかを考え行動する。どうすればお客様の困りごとを解決できるのか、これを一緒に考えてくれる企業が選択されるのです。お客様の悩みを聞く姿勢が、どれだけあるかによって勝負は決まります。
この考えを、四六時中考え抜いて実行した人が勝者となります。中には、経営理念から実践行動を立派に作りながら成果が上がっていないケースもありますが、作ったことに満足してしまい、具体的な行動指針が不徹底の場合が多いのです。
一人一人に徹底して理解させ行動させることが、経営者に課された課題と言えましょう。
テーマ: 経営