金井税務会計事務所

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不名誉な記録更新

水曜日, 8月 20, 2014

東京商工リサーチ7月14日号に、不名誉な記録が更新されています。   長野県は過去5年間、県別赤字法人割合が全国第二位です。第一位はご存知徳島県です。長野県は2008年78.20%で第二位、2009年81.71%で第二位、2010年80.78%で第二位、2011年79.59%で第三位、2012年78.47%で再び二位。同報告書は全国ワースト二位の理由として次の四つの理由を挙げています。   1. 観光業の長期低迷   2. 製造業の長期低迷   3. 建設業の長期低迷   4. その他として、内陸のため陸送コストがかかる。   なるほどと納得出来る原因が説明されていますが、本当でしょうか。本当に長野県だけの特殊事情でしょうか。上記の四つの理由は全て外部要因であり、全国共通の要因と考えることによって、不名誉な状況から脱出することが可能となります。   長野県は不名誉なワースト二位だから、我が社の業績不振も仕方がないと考えてしまえば解決の糸口は閉ざされてしまいます。外部要因はどの経営者にとっても共通の課題です。欠けているのは何でしょうか。。。そうです。内部要因です。   「内部要因」とは、経営者の心や姿勢を言います。外部環境が同じでも、4社に1社の割合で利益を確保している会社があるのです。その差は内部要因の差として理解すべきです。  事務所は以前より「理念型経営」の実践を薦めているのは、これらを解決するためなのです。   「我が社は何のために存在しているのか」の根本原因を探し出すことからスタートです。これらを考え抜いて凝縮したのが「経営理念」です。「経営理念」無きところに事業の発展は困難です。  全国ワースト二位の連続不名誉は、経営者に「理念型経営」の実践を促しているサインと読み解くべきです。   そのためには最低でもSWOT分析によって全体像を掴むことが不可欠です。内部要因として我が社の強み(S)と弱み(W)、外部要因として機会(O)と脅威(T)について大まかな把握が前提です。  我が社の強みを生かすことによって、弱みは消えます。この強みを更に生かすために、お客様に対して我が社は何が出来るのかを徹底して追求することによって「経営理念」が生まれてくるのです。  「経営理念」が抽象的で曖昧な会社は、SWOT分析が徹底していないとみて再検討が必要でしょう。   飯田市に本社がある「綿半鋼機」は400年以上の歴史を積み重ねた老舗です。このホームページによりますと、来年度の上場を予定しているようです。   これに先駆け経営理念を原点に戻って見直したそうです。「経営理念」が企業経営にとって大切であることを理解しているからこその決断と言えましょう。

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